技術者転職 徹底研究シリーズ
家電業界への転職
家電業界への転職について考えていきましょう。家電開発は、一般向けの製品が多く、自分が開発・製造した製品が店頭に並び、ときにはヒット商品として話題となる、というのが大きな醍醐味かもしれません。昨今でも、携帯音楽プレーヤーやブルーレイディスクのAV機器など、次々に新たな製品が登場し、市場をにぎわしています。
家電業界の技術はデジタル化、小型化(薄型化)といった大きな流れがあり、電子回路設計などの重要性がますます拡大しています。多くの家電がネットで結ばれ、家の外から操作できる時代が来るといわれています。また、ユビキタス社会に向けて、ユーザーに対して情報提供をする機能も求められており、こうした流れから、家電業界では、ネットワーク対応技術に対するニーズが広がっています。
さらに、家電業界で大きなテーマとなっているのが「エコ」。松下電器産業が「エコ・アイデア」を企業全体のメッセージとしてうちだすなど、エアコン、冷蔵庫、洗濯機などの主力製品で省エネ性などを競っています。この、自然環境や資源保護への取り組みとして、家電業界で注目されているのが、燃料電池の動きです。家庭用燃料電池の実証実験が始まり、自動車向け燃料電池も実用化に向けてインフラ整備の段階が始まっています。
幅広い技術分野で人材ニーズがますます拡大する家電業界の状況を次のページで見ていきましょう。
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