技術者転職 徹底研究シリーズ
家電業界への転職
仕事の種類
家電業界では、製品のライフサイクルが短くなる傾向があります。優れた製品になれ目の肥えた日本の消費者にアピールするには、次々に新製品が必要となるのです。そうなると、開発の仕事が重要となるのはいうまでもありません。並行で開発プロジェクトが進み、より多くの部品技術を組み合わせて先端的な製品をつくるには、技術者はコンカレントエンジニアリングなどの進んだ開発方式を理解していることが大切です。プロジェクトの規模も大きくなりますから、コミュニケーション能力も磨いていきたいものです。設計の仕事では、3DCADの経験も重視されるでしょう。
また、開発速度を高めるには、仕様検討といった仕事も欠かせないものとなります。電子回路の設計と制御が機能の実現を支えていますから、オシロスコープなどを使った、実験・評価の仕事も家電開発の大きな部分を占めています。プログラムを使う制御系の仕事も多くのプロジェクトで必要とされます。C言語での開発力をしっかり身につけておきましょう。
家電業界にはまさにあらゆる分野の仕事が求められているといってもよいでしょう。ただ、他の分野の経験がそのまま活かせるとはかぎりませんから、まずは開発チームの中に入って、先輩エンジニアの指導を受けながら経験を深めていく、ユニット制で仕事をすることができれば、キャリア蓄積に有利だといえます。
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