エンジニアの適材適所転職テクニック
技術営業職からの転職
技術営業職とはどんな仕事?
技術営業職には、セールスエンジニア、サービスエンジニア、FAEなど、さまざまな種類がありますね。こうした仕事をしてきた人が、その経験を活かして転職を成功させるためにはどんな準備が必要となるでしょう?
エンジニアの技術というのは世の中を変え、進歩させていくもの。多くの人の暮らしに関わる素晴らしい仕事です。しかし、実際にはちょっと難しくて、理解されない部分があるのは昔から悩みとなっているところです。それぞれの技術分野はどんどん高度化していきますから、直接技術を利用するメーカーやプロジェクト管理者でも、専門的なことはわからないというのは不思議なことではありません。
一方、技術の専門家側は、利用者側のニーズがわからないことがあります。例えば一般消費者が使う商品を開発する場合、技術者が直接消費者の言葉を聞くことは少ないですから、これも無理はありません。
技術営業職はこの両者を結ぶ「通訳」という役割を果たしてきました。市場にどんなニーズがあるのかをつかみ、それをどんな技術で実現するのが最適か、適切にマッチングしてきたと考えられます。それが、技術力と営業力を兼ね備えた技術営業職の仕事ですね。
技術営業職経験者のこれまでの経験は、営業以外の仕事にも活きると考えてみてください。「通訳」としての力や発想は、使いやすい製品を開発するなどユーザーの視点に立った考え方が必要な現場には欠くことのできないものなのです。新たな方向にキャリアを広げていく方法を中心に、セールスエンジニア、サービスエンジニア、FAEのキャリアチェンジと転職について考えていくことにしましょう。