アナログ回路設計のスキルアップ法とは

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メールでスキルアップ相談「そうだんくん」Q&A紹介

Q16. アナログ回路設計のスキルアップをするにはどのようにしたらよいでしょうか?

今まではデジタル系の回路設計が多かったのですが、今回の配属先ではアナログ回路設計が中心でスキルアップが必需です。前職では車載用スイッチパネルの回路設計をしていました。自社設計ということもあり経験は積めましたがやはりスイッチパネルだけではアナログ回路のスキルは身につきませんでした。
今回の配属先では設計はするのですが外注に依頼することも多く、業務を遂行していく上でマネージメント能力やアナログ回路設計の知識が必要です。できればアナログ・デジタルの設計全般のプロフェッショナルを目指したいのですがアドバイスをお願いします。

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コンピューター周辺機器メーカー就業中の方より


A16.ご相談にお答えします。

電子部品の総合メーカーで主に携帯電話の電池パックの電気回路設計、半導体後工程プロセス開発、実装技術に約20年間携わっていた経験をもとにお答えします。
現在のご就業先ではアナログ回路設計がメインのようですね。「アナログ回路」といってもとても奥が深く、さまざまなノウハウ・知識が必要です。これらはさまざまな経験を通して培われるものです。車載用スイッチパネルの設計を担当していたようですが、入り口から出口まで全ての生産工程を自分の目で見て、小さな問題点から大きな問題点まで解決した経験はありますか?まず「設計者」は自分の携わった製品の生産工程や生産性の高さや品質の良し悪しを熟知する必要があります。生産現場の特徴(ライン構成・生産設備・治工具・作業者)を理解して、どう設計したら歩留まりのよい製品を生産することができるかを肌で感じるのです。

私の持論に「良い設計者は現場を熟知している。現場を知り尽くした設計者は良い製品を設計できる」というのがあります。設計の目標は、最も低いコストで、生産性が高く、高品質な製品を生み出すことです。これによって利益性が高く、高付加価値な製品が生まれます。まずは現場を知ることから始めてください。
自分で設計した製品(回路基板A’ssy)の原価計算はしたことはありますか?製品を一つ作るのにさまざまなコストがかかっているということが理解できます。
 このような見方をすると、非常に奥の深い構造がご理解いただけると思います。上記内容にあてはめて自分自身はどのあたりのポジションにいるのか、これからどのようなことを覚え、勉強しなければならないのか…がだんだん見えてくると思います。

さて、アナログ回路のスキルアップですが電気設計の基本はアナログ回路です。あまり焦らず、取り組むことをお奨めします。まずは通信教育資料をご紹介します。会社が提供している通信教育の中で次の内容の講座が参考になります。

~通信教育講座~
(1)基礎から学ぶ電気理論  (案内カタログNo28)
(2)半導体と電子回路の実際 (案内カタログNo31)

上記講座はとても役に立ちますが、もしわからない場合は連絡ください。


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