技術者転職 徹底研究シリーズ
航空宇宙（ロケット・飛行機）
にわかに注目が集まっているのは、日本の航空宇宙産業です。
国産の飛行機YS-11が引退するなど、日本製の飛行機は憧れる技術者が多いわりには、なかなか進まないといわれてきました。しかし、飛行機としてはアメリカ製であっても、それを支える技術の部分は日本製のものもあり続けたのです。昨今、自動車メーカーのホンダが独自のジェット機を開発するなど、新たに脚光を浴びるようになってきました。そうした中、三菱重工業のリージョナルジェットプロジェクトは、YS-11以来のビッグプロジェクトとして注目されています。2007年から正式にスタート、経済産業省が推し進める事業に認定され、環境適応型高性能小型航空機とされています。
ロケット分野も、有人飛行では外国に手柄をゆずる形となっていますが、部品技術などでは、日本の技術力はますます求められるものとなっているといえるでしょう。ものづくりの町・大阪府東大阪市の民間企業が中心となっている人工衛星「まいど1号」開発プロジェクトも注目を集めています。有人宇宙ステーションにも日本の実験棟が組み込まれ、日本の宇宙産業はこれから本格化していくものと考えられています。
これらは多くの開発技術者が参加する、国家規模のビッグプロジェクトです。非常に幅広い分野の技術が必要とされ、こうした分野に参加したいと考える技術者にはチャンスが広がっているといえるでしょう。
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