加藤 将彦のエピソード
  • 別分野へのキャリアチェンジ
  • 化学
  • 30代
  • 関東(首都圏)
  • ~1年
研究職には最高の環境です!
加藤 将彦
所属: 横浜テクニカルセンター
  • 【化学系エンジニア】試験・解析
    • 以前は材料分析・評価を担当
    • →今はリチウムイオン電池の次世代型個体電解質の研究・開発を担当

転職活動中の技術者へメッセージ

自分の場合もそうでしたが、転職をする際、何かしらこだわりがあると思います。転職後に携わる業務(研究)の「分野」や「業務内容」、または「勤務地」など、人それぞれです。転職活動がうまく進まない場合、それらのこだわりが足かせになっていることもあるでしょう。 ただ、転職すると前職までの経験をそっくりそのまま、という訳にはいかなくなるので、これまでの知識や経験を活かしつつも新たな知識とスキルを身につけるチャレンジ精神が最も重要だと思います。中には転職先で即戦力としての専門知識やスキルを求められる場もあるようですが、そのような場はごく稀です。当たり前のことですが、始めからスキルを持っている人間はいません。例えば、前職と同じタイプの測定機器を使用する職場であっても、機器のメーカーや品番が違っていればそれだけで使用方法は異なります。
これまでの知識や経験を活かしながらも、新たな環境での業務(研究)内容への「好奇心」と新たな仲間との「コミュニケーション」といった柔軟な適応力があれば自ずと進むべき道が開けてくるように思います。頑張ってください!

入社動機

以前所属していた大学の研究室では、研究助手として考古学試料の材質に関する研究を行っていました。そこでは数多くの分析機器を材質調査のために使用してきました。 研究を長く続けていくうちに、考古学試料の分析は興味深い分野ではあるけれども、あまりにも世界が狭過ぎることに気がつきました。博士号取得を機に、考古学試料の分析をこの先も続けていくよりも、これまでの数多くの機器分析の経験を活かして、新たな分野で自分の可能性を試したいと思うようになりました。

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担当している仕事内容

リチウムイオン電池の次世代型個体電解質の研究・開発に携わっています。新たな材料を開発するため、先ず試料の作成・合成を行い、でき上がった試料の物性評価のためにX線回折測定や交流インピーダンス測定などの分析を行っています。作業は大気非暴露で行うためにグローブボックス内で行います。

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仕事のやりがい

新たな材料開発・材料探索ということで、時代の最先端の研究に携われていることに一番やりがいを感じています。以前、自分が携わっていた研究分野(考古学試料の材料分析・評価)とはまるで異質で大変ではありますが、新たな分野への好奇心が掻き立てられ、新しい知識を身に付けながら日々の自分の成長を実感しつつ毎日楽しく仕事ができています。

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つらかったこと

配属からまだ間もないですが、配属当初、リチウムイオン電池に関する専門的知識が全くのゼロからのスタートだったということと、物質の合成という研究も初めてだったので、以前までの研究とのギャップをかなり感じました。参考論文を読んだり、机上の勉強だけでは理解するのにも限界があり、現在では実験を自分の手で行いながら身体で覚えていく、といった感じです(笑)。
ただ、部署には年齢的にもさほど変わらない方も多くいらっしゃることもあってコミュニケーションも良く取れ、毎日新しいことを学びながらも楽しく研究に携わることができています。周りの方の目的意識や仲間意識も高く、研究活動を行っていく上で最高の環境です!

一日の過ごし方

9:30
出社実験の打ち合せ
主に実験室での作業 (実験準備から実験へ)
12:00
昼食食堂での昼食
13:00
実験の続き実験室で作業(実験、終了して後片付けまで)
16:30
小休憩・結果まとめコーヒーブレイクを取りつつ、実験経過のまとめやデータ整理など
18:30
退社

休日の過ごし方

研究という職業柄、運動不足になりがちなので、ジョギングをしたり友人とフットサルをしたりと、身体を動かして過ごすことが多いです。時には日帰りや1泊程度の小旅行へ出掛けることもあります。また、年に数回程度は趣味にしている離島の旅などをして、日々の研究から離れたオフの時間を大切にすることを心掛けています。

いままでの実績

入社し配属されて、現在の研究分野に携わって僅か2ヶ月ほどなので、これといった実績はまだありません。同部署の方に実験手順や装置の使用法を教わりながら新たな研究活動に慣れていっている段階です。ただ、以前の研究分野でも自分は「研究者」としてやってきたので、研究の分野は変わりましたが、近い将来には学会誌等に論文を投稿したり、研究者としての実績と研究成果を形としてしっかり残せるようになりたいという目標があります!

技術者としての夢・目標

携わる研究の分野は変わりましたが、自分は以前の研究分野でも「研究者」としてやってきたので、近い将来には学会誌等に論文を投稿したり、研究者としての実績と研究成果を形としてしっかり残せるようになりたいという目標があります。そして将来的には、あらゆる分野に精通した「分析エンジニア」として活躍できるようになることが究極の目標であり現在の夢です!

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