私は現在、エンジニアとして化学分野において多くの製品や技術に触れることができ、また、濃密な時間を過ごす事が出来ています。現配属先企業は3社目になるのですが、配属先企業が変わるたびに新しいことばかりです。全く同じということは一つもありません。大事なことは「自分自身がエンジニアとしてどうなりたいか」「どういったものづくりをやりたいのか」。それがあれば、エンジニア未経験の方、異業種からのキャリアチェンジの方でも全く問題ないと思います。SSEは様々な業種や仕事に挑戦する場を提供してくれ、エンジニアとしてのキャリア形成の為の手助けもしてくれます。新規技術に挑戦したい方、ものづくりをやってみたいと悩んでいる方は、SSEで新しいことに挑戦してみるのも良いと思います。
大学を卒業後、新卒で化学系メーカーに入社しました。1年目は、研究開発部署で床用樹脂ワックスや洗剤、水石鹸等の化学工業製品の試作合成、競合他社品との比較評価などをしていました。その後、部署異動があり2年間営業をしました。社会人5年目の時にリストラを経験し、1度の転職を経て、2度目の転職活動をしている時に、SSE(スタッフサービス・エンジニアリング)と出会いました。私は、エンジニア・技術者として今後も仕事を続けたいと考えていました。SSEはものづくりエンジニア専門の派遣会社であり、エンジニア派遣業界では、派遣先数、在籍エンジニア数ともにトップクラスでもあったので、派遣という雇用形態でしたが特に問題はありませんでした。面接~採用~入社~配属先決定までの流れはとてもスピーディでスムーズでした。配属先企業は、勤務地・業務内容・自身の保有資格・テカニカルスキルなどの条件を考慮して、紹介・提示をしてくれました。全く知らなかった企業もあったので、個人で転職活動するよりも選択肢の幅がとても広がりました。今後に向けてエンジニアとしてのキャリア形成が出来ると思い、入社を決めました。
現在は、交通標識及び路面標示材、反射材関係の製品・素材研究開発、試作実験、施工試験、各種評価測定データ解析などの業務に従事しています。私が主に担当しているのが、路面標示材の反射素子製品の改良、品質・コスト改善の為のLABスケールでの試作実験、施工試験、各種性能評価、測定・分析・解析、データまとめ・技術報告書作成などです。その他として、標識標示材、反射材に使用されている粘着材、フィルム、シートの試作用サンプル作成から各種試験評価 (物性・耐久性・促進耐候性・摩擦衝撃性・剥離性・伸び引張り性etc)、測定なども行っています。
現在の携わっている業務が新たに市場導入を目指しているプロジェクトの製品・システムになるので、そのプロジェクトに携わっていることに日々やりがいを感じています。交通標識関係の標示材、反射材という生活で目にしているモノの開発に関われてとても興味深いです。LABレベルからスケールアップさせて、現場にて実地試験などをしていくプロセスに関わっていることがとても勉強になっています。様々な業務をしているので、仕事量・仕事の幅がどんどん増えていき、自分のスキルアップ、キャリアアップに繋がっています。
新しい職場に入る時ですね。はじめは、仕事環境に慣れる事や周りの方とのコミュケーションを取る事など覚える事がたくさんあり、また、仕事内容もきちんと理解出来ていない状況なので、作業も上手くいかずにトライ&エラーの日々です。上手く作業・試作実験が出来ない自分に苛立つこともありましたが、失敗やミスを体験して自分の経験値が上がり、スムーズに作業が出来るようになっていきました。仕事内容や作業の仕方を覚えていくうちに周りの方とのコミュケーションも取れるようになります。技術的・専門的な部分はまだまだ勉強しなければいけないことばかりですが、いつでも向上心・意欲を持って取り組むようにしています。
前配属先企業での事になりますが、医薬品関連の製品検査の測定手順書の社内マニュアル化の業務を行っていました。何度も作り直して、部署の先輩・リーダーにアドバイス・訂正してもらいながら作成していました。たたき台のような感じではありましたが、配属先上長や関係部署の方々に評価していただきました。現配属先企業ではまだ勉強中なので、様々な試験・測定機、評価ツールを使いこなせるようになり、多種多様の業務に対応してプロジェクト完成に貢献出来るようになりたいです。
休日の過ごし方
休日は必ずバイクでツーリングしています。風を感じられて気持ちが良くとてもスッキリします。家で一通り家事をやって、ゆっくり音楽を聴いたり、DVDを観て過ごしたりもしています。余裕がある時は化学系の文献や大学時代の参考書等を見直して勉強したりして、休日は気分転換するように心掛けています。SSEの社内業務をすることもあり、資料作成や提出書類の確認などもしています。(愚痴りながらこなしています。笑)
目指すべき姿としては【スペシャリストでありゼネラリスト】の技術者です。化学分野のスペシャリストとして様々な化学製品、新規技術(特許出願)、新規素材・材料を追求し続けていきたいです。また、研究開発をしていく上で、研究職だけでは自分自身の視野やアイディアが狭くなってしまうので、品質管理・製造技術・環境マネジメントなど、ものづくりをしていく中で多種多様なポジションに携わっていくことでより良いものづくりが出来ると考えているため、ゼネラリストも目指したいです。常に最前線の現場にて、ものづくりに携わっていられる技術者になりたいです。