制御・プログラミング
シーケンス制御の仕事に転職するには
シーケンス制御とは、あらかじめ決められた手順に基づいてシステムを思い通りに動かすこと、と言われています(JISの規定による)。機械や設備の自動化には欠かせないものです。工場の自動化や自動車の自動運転など、シーケンス制御の考え方は技術者が仕事の場を広げることにも役立ちます。半導体、家電、さまざまな業種業界で求められるものとなっています。
シーケンスとはSequence、連続的な、という意味です。これを動かしたらこういうことが発生して、次にこれをおこなって、という順序を組み立てているわけです。
実際のシーケンス制御は、決めた手順に向けてプログラムや配線を組み立て、信号回路を複数組み合わせることによって、機械や設備を自動化していくものです。シーケンス制御をおこなうためには、時間軸に沿った管理が欠かせません。シーケンス図、タイムチャートと呼ばれる図を使い、「いつ、どこで何がおこなわれるか」「そのためにどんな信号を出力するか」を決めていきます。ビジネスにおけるプロジェクト管理にも似た仕事のプロセスとなっています。信号がやりとりされながら時間軸を進む図は、はしごのような絵になることから、「ラダー図」が描かれ、それがプログラムに落とし込まれていくのです。
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