品質管理・品質改善
品質管理・品質改善にはどんな人材が求められている?
品質管理・品質改善業務には、基本的に品質管理・品質改善や品質マネージメントの経験に加え、製品や業界の知識があることが求められることが多いようです。
リーダーシップを持ったエンジニア
今や、品質管理体制は生産現場だけの仕事ではありませんし、「不良品ゼロ」といった張り紙を工場に貼ることでもありません。クレーム処理、顧客への説明、売るときに誤解を減らすなど、非製造部門も協調して動かなければ達成できないものです。これからの品質管理エンジニアは全体の品質管理プロジェクトを率いるリーダーとして活躍してほしいものです。
生産現場で品質管理に取り組むエンジニアが成果を出し、品質改善、向上につなげるには、全体の中で活動を位置づけ、他の部門との整合を図ることが大切です。品質とは守りの技術というだけではなく、広報・宣伝で攻めにも使えるもの。より良い形に外へ広げていくことを考えると、品質管理エンジニアは「品質改善、向上」を分かりやすくまとめ、目に見える成果として提出するプレゼンテーション技術も大切な素養となってきます。
統計的な手法の正確な理解
基本的な品質管理は、製造工程を誰の目にも分かりやすくするといった方向とともに、サンプル検査を行い、その結果から現状を判定し、次への処方箋を描くことが重要な仕事となります。そこでは統計的な手法が中心に。品質管理エンジニアは、統計的な手法をはっきりと理解し、この検査が有意なものであることを全体に理解させることで、研究開発部門へのフィードバックをすることが求められています。
ネットワーク技術、語学なども学びたい
これからの品質管理はますますリアルタイムで、オープンな技術となっていくでしょう。トレーサビリティやオンライン監視などの要請が強まり、品質管理エンジニアもネットワークに情報をあげる技術などを持たなければなりません。
また、海外工場の品質管理には、現地社員とのコミュニケーションは欠かせません。語学の習得も強い武器となるでしょう。
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