生産技術
生産技術にはどんな人材が求められている?
生産技術は千差万別。では、他の業界での経験が全く役に立たないのでしょうか? いえ、同じ業界の人が来てもそのまま役立つわけではないので、その会社に固有の生産技術の考え方、製品知識などは吸収する土台があれば良いのです。
設計・試作の段階からコミュニケーション
生産段階になって生産技術エンジニアが突然現れるのでは遅すぎるかもしれません。設計や試作の段階から参加して、最適な生産技術を考えておく必要があります。ここでは綿密なコミュニケーションが必要となるでしょう。
特に派遣で入ってすぐにこうしたコミュニケーションを図るには、チームへの溶け込み力が必要となってきます。コミュニケーション力は単なる「人懐っこさ」や「おしゃべり」ではないので、一度専門家の指導を受けておくと良いでしょう。
CADやPDMはしっかり身に付けて
CAD(コンピュータ支援設計システム)・CAE(コンピュータ支援エンジニアリングシステム)・PDM(製品データ管理・設計技術情報管理システム)といったシステムを通じて、設計と生産現場がデータの共有・共用を行うことができるようになったからであり、設計部門から、現場のラインで生産管理を行うエンジニアまで、共通の情報で管理できるシステムがコンカレント・エンジニアリングで実現したと言えるでしょう。
実際に生産技術を支えるのは、上記のCAD・CAE・PDMといったシステム。こうしたシステムは大規模なネットワーク、データベースであり、例えばCAD・CAE・PDMのプログラミングやNC・MCのプログラミングなどを作成する業務も生産技術の仕事と言えます。