製品企画
製品企画とはどんな仕事?
製品企画というと、通常は企画部門や営業部門が担当するものという概念があります。しかし、いかに高品質の製品を短期間で、かつ低コストで世に出すかを考えると、企画段階や設計段階から製造に関わるエンジニアが参画し、デザイン・設計図面をもとに図面の確認作業や、製品化が可能かどうかの判断をすることで、製造段階以降で起こるであろう問題をあらかじめ洗い出し、スムースに生産につなげるという必要があります。
製品企画という言葉に憧れを抱いている人も多いのですが、技術者が携わる製品企画は、単に思いつきではありません。スタートは「顧客の要望」です。これに対して、社内のリソース、要素技術をうまく組み合わせて、納期に間に合うように組み立てたりする進捗管理や、足りない技術をどうカバーするか、といったことをつめていって実現することが仕事だと言えます。
また、生産工程プランをたてて該当部署とのやり取りを通して製品化していくという、エンジニアとしての真価が問われる仕事とも言えるでしょう。こうした方式は海外に生産を委託する際の生産管理でも有効といわれています。