保守作業
保守作業にはどんな人材が求められている?
活躍の範囲は広く、ネットワークシステム、サーバーシステムといったITシステムのメンテナンス・サービスから、家電・電子機器のメンテナンス・サービス、ライフラインのメンテナンス・サービス、精密機器のメンテナンス・サービス、プラントや大型機械設備のメンテナンス・サービスなどなど、ほとんどの製品分野でメンテナンス・サービス業務が必要とされています。専門的な知識、経験が求められるのはもちろん、「企業のサポート窓口」として顧客や社内の関連部署とのコミュニケーション能力を磨いておきたいところです。
意外に大切な営業力
同じ保守作業でも、客先で行なう保守となれば、顧客との接点となるのが保守作業員。ビルメンテナンスや屋外施設などの保守現場では、直接の顧客ではなくビルのテナントから単なる通行者まで、さまざまな人に対して、企業のイメージを背負った存在となります。ディズニーランドの掃除係のかたのマナーの良さ、きびきびと仕事する姿はほれぼれするもの。対外的な保守作業を請け負うなら、むしろそれを楽しみたいところです。
壊れなくて当り前、といった保守の仕事は、なかなか大変なもの。時には販売や設置時の顧客への説明が悪いことに対するツケが回ってくることもあるかもしれません。しかし、同じ問題でもどう受け止め、成果に結びつけるかが、腕の見せ所であり、適切な対処が顧客の信頼を高めることに直結する、やりがいある仕事です。
時間短縮とコスト意識
保守の仕事は大変だからと、保守作業の仲間うちで特別な仕事意識を持ちがち。仕事への誇りと向上心の維持にはそれも大切なことですが、会社の一員として考えれば、利益を考えられなければなりません。少しでも保守作業の時間を短縮する、といった業務改善の発想を持って仕事に臨んでいるかどうか。そうしたコスト意識が会社の利益を高め、ひいては自分の評価にもつながっていくという意識が必要です。