エンジニアの適材適所転職テクニック-「適所との出会い方」
求人情報の読み方
技術者の正社員転職について、求人情報を読み込んでみましょう。まずは待遇や技術領域などが目に付くでしょう。しかし、本当に読み込まなければならないのは、求められている人材像です。
求められているものに応える準備
「やる気があれば経験は問いません」といった表現について、つい「やる気があれば」という部分を読み飛ばしてしまいがち。単に求人広告に良くある表現だ、と思ってしまうのは損。広告を出す方は真剣です。そんなに無意味に「やる気」といったことを書いて字数を埋めたりはしません。
正しい受け止め方は、「やる気にもいろいろあるが、どんなやる気だろう?」「自分はそのやる気を表現できるだろうか?」といったもの。面接で会話の中でやる気を表現しよう、とだけ考えていてはいけません。職務経歴書の中に、そのやる気が盛り込まれているか。つまりこれまでの仕事の中で、自分のやる気が反映された部分はどれか、ということを際立たせなければなりません。そのやる気が、粘り強く人とコミュニケーションを図る、というもので表現できるなら、これまでの仕事をした中で、そのことを描き出すのです。
「尚可」への準備
例えば求人広告に「医薬品業界についての知識があれば尚可」といった表現が出てきます。これをどう読み取れば良いでしょうか?
まず、尚可と言われても、今から医療品業界の知識を得ようとしても付け焼き刃になる、と考えた方が良いでしょう。この「尚可」については、急に勉強しよう、というのではなく、「知らないことを学ぶ力」をうまく強調する方が良いでしょう。むしろ、「医薬品業界についての知識があれば尚可」という表現に対して、自分なりの別の「尚可」な部分を探して強調した方が良いでしょう。この会社が海外での生産を強化しているなら、語学力があれば、カバーすることができるかもしれません。
「適所との出会い方」 |
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