エンジニアの適材適所転職テクニック-技術営業職からの転職
FAEからの転職とキャリアプラン
FAEとはどんな仕事でしょう? 技術者の転職情報などでよく目にする言葉ですが、まだ日本ではあまり普及しているとは言えません。しかし、需要は高い注目の仕事のひとつ。転職を成功させたい技術者にとっては狙い目といえそうです。
FAEとは「フィールド・アプリケーション・エンジニア」の略。技術営業職の1つです。電機・家電メーカーなどを中心に活躍の場が広がっています。アメリカ・シリコンバレーから始まった仕事なので、日本でも半導体業界の仕事として広まりました。顧客にとっては選ぶのが難しい半導体について知り、最適な半導体を見つけたり、場合によっては海外から調達して顧客の期待に応えることもあります。
仕事の範囲が絞り込まれているだけに、この経験を活かした転職という面では難しさを感じることもあるかもしれません。
半導体についての幅広い知識は開発の現場で活かせる
仕様も使い道も多様な半導体製品を扱ってきた経験は、同じFAE職でしか活かせないと考えるのは選択肢が狭まってしまいがちです。半導体について幅広い知識をもっているFAE経験者だからこそ、さまざまな製品開発の場でその力が活きると考えて、キャリアチェンジの可能性について考えていきましょう。
実際、製品の性質に最適な半導体を選択できるFAEの経験は、製品の開発仕様を決める段階では貴重な役割を果たすものです。だからこそ、FAE経験者にとって、転職に焦りは禁物。また次の仕事もFAEでなければと急ぐのではなく、じっくり半導体やIT開発の現場で経験を積むことが転職成功への近道です。まずは、電気・電子の開発の仕事を検索してみましょう。