エンジニアの適材適所転職テクニック-技術営業職からの転職
セールスエンジニアからの転職とキャリアプラン
セールスエンジニアの仕事は、一般に、機械メーカーなどの営業職とされ、文科系からでもアプローチしやすい仕事となっています。OA機器販売会社などでは、顧客を訪問する営業もメンテナンス担当も、セールスエンジニアに分類されていることもあります。 そのバックボーンとなる製品の方はどんどん複雑化、高度化しています。単純にマニュアルを覚えれば顧客対応できる、というわけにはいきません。アプローチは簡単でも、そこからキャリアアップしていくのは簡単ではないのです。
キャリアチェンジを成功させる「開発力」育成
よりよい転職を成功させるには、技術知識を高めておくことが不可欠です。顧客の要望をくみ取り、社内の複数の専門家と協議できる技術知識を磨いていきましょう。
大手企業の先端プロジェクトなどでは、非常に多くの要素技術が関わり、開発現場内部でのコミュニケーターが求められるほどです。プロジェクト管理能力を備えた実力派エンジニアを目指すこと。これはまさに、顧客の要望を聞きだしてきたセールスエンジニアの経験を生活かし、プロジェクトリーダーとして花開かせるキャリアプランといえるでしょう。
そのためには、本格的な技術能力を身につけることが必要です。活躍の舞台が広いC言語などが身につける技術分野としてはよいかもしれません。1つの技術分野にしっかり立脚することで、各専門家からも信頼され、自信を持って顧客と語れるようになるでしょう。
急がず、実際の開発など技術の現場で経験を積んでいきましょう。開発技術者にキャリアチェンジしていくことができれば、さらに活躍の場は広がるのです。
経験が少ないとなると1人でメーカーに飛び込んでいくのは難しいことかもしれません。ユニット制のあるスタッフサービスの特定派遣なら、職場にリーダーや先輩社員がいる場合が多く、ときにはアドバイスを受けながら経験を積むことができます。ユニット制のリーダーは、実は内部的なセールスエンジニアと言うべき存在。顧客の要望を汲み取り、技術者を率いてそれを実現しています。その仕事ぶりを見ていると、よい仕事を切り開くポイントが見えてくるでしょう。