エンジニアが20代ですべきことについて

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エンジニアの適材適所転職テクニック-「適材」の磨き方

エンジニアが20代ですべきこと

「第2新卒」と呼ばれるぐらい若い時代、それが20代のビジネスマンです。最初に入った会社で、仕事や人間関係でうまくいかないなど、社会の壁にあたる経験も積んできたことでしょう。エンジニアだって例外ではありません。もっと自分にとって良い職場があるかもしれない、と思い、転職を考える人が多いようです。
では、エンジニアは20代のうちにどんなことを経験し、身に付けておけば、より良い30代を迎えることができるでしょうか?

手当たり次第に興味を持つ

20代の中ごろまでは、まだ「自分が本当に何をやりたいか、何になりたいか」が分からない時期かもしれません。目的が絞り込まれないうちに、「絞り込まれた特化した知識」を身に付けようとしても難しく、あまりすぐには役に立ちません。特に技術者の世界では、覚えて数年たった知識はすでに陳腐化し、役に立たなくなってしまっているものです。20代にはまず、関連しそうなことは手当たり次第に興味を持ち、断片を頭や身体に入れていくことです。頭が柔軟なうちは技術でも英語でも何でも入りやすく、一度覚えてしまうと、最先端知識は変わっていても、もう一度勉強するためのハードルはずいぶん低いものとなります。
これは人についても大切です。誰にでも何か自分に得るものがあるものと考え、どんどん関心を持つようにしていきましょう。

常に仮説を立てること

言われたことをそのままうのみにするのではなく、ワンクッション、自分の仮説にして「これをするとこうなるだろう」という言葉に直してから実践をすることです。早くからこのクセをつければ、技術面でも有利となり、人間関係でも自立が促されます。

「技術者魂」を持つ

数値をごまかしたり、偽の論文を発表したり、悲しいニュースが多い昨今。技術者は、不正なことをしない、より役立つ技術を作る、という意地やプライドを持たなければなりません。これはただ心の持ち方だけではなく、日々良い結果を出して実力を示していくときにどうしても必要なものです。開発、実験など、技術者の仕事は「うまくいかないこと」のオンパレード。そうした時に、倫理的に低く構えてしまうと絶対に伸びません。

「3合目」まで見て計画を立てる

計画立案の秘訣はゴールまでの出来事をすべて想定して並べていくことです。しかし、若いうちは計画そのものを柔軟に変え、新しい状況を取り込んでさらに大きな計画を描くことができるもの。最後まで見据えて計画を立てることがかえって柔軟性をなくしてしまうことにつながります。
登山で言えば、麓から登りだすと山頂が見えなくなるもの。3合目ぐらいまで登ってやっと視野が広くなり、次をどう登っていけば良いか分かるものです。エンジニアも20代にはまず3合目まで登るぞ、という考え方が大切。この資格とこの経験とこのヒューマンスキル、といった3つぐらいの目標を掲げて、進んでいくと良いでしょう。これでも最低限バランスのとれた成長を達成することができます。
転職も、この目標達成の手段として組み込んでいければ良いでしょう。

打たれ強くなること

世間に出れば嫌なこと、困ることも多いもの。すでに今の会社でたくさん嫌なことがあったかもしれません。ただ、そのことをネガティブにとらえ始めるときりがありません。また、転職という現場ではネガティブな考え方は非常に損です。嫌なことがあっても、この映画を見たら元気になる、とか、自分なりのこなし方、切替え方を持って、打たれ強い人になることを意識してきましょう。

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